閉息潜水写真ー巡回展・館山

館山市坂田(ばんだ)にある、スキンダイビングのガイドを中心としたあしびよーらを営むkumakoさんは、「素潜り写真家」としても活動をされています。館山のショッピングセンター内のスペースで開催されているkumakoさんの作品展に行ってきました。今回の展示はkumakoさんが兼ねてから持つ「地元の海の姿を地域の方に知ってほしい」という思いと、今年の2月に新宿のエプサイトギャラリーで行われた展示に対しての、地元での開催を望む声とが重なり、実現しました。作品を観た方の感想で目立つのが、作品たちが館山で撮られたということを聞いてその美しさや幻想さに驚くということなんだとか。僕が印象的だったのは、岩と海草が捉えられた一枚の写真。決して透明度の高い水中で撮られたものではありませんが、奥にある光に引き込まれる感じがしました。「海水の透明度が低い時に写した作品は、それを見る人が、濁って見えていない奥の部分を自分で見出していくと思うんです。」という言葉からは、さまざまな表情の館山の海を見つめている姿勢が伝わってくるようでした。いつもの買いもの帰りに、気分よく帰ることが出来ました。